流通系SEが担当するシステムの特徴

流通系SEが担当するシステムの特徴

流通系SEに求められるシステムとは、在庫を適切に管理できるシステムです。

 

在庫管理とは、「適正在庫を保つための活動」です。

 

適正在庫とは、過剰在庫でも過少在庫でもない状態のことを言います。

 

 

経営者は、在庫を少なくして品切れが発生し販売の機会を喪失することをおそれるあまりに
過剰に在庫を持つ傾向があります。

 

しかし過剰在庫には、品質劣化や流行遅れなどのリスクもあり、売れ行き不振で
デッドストックになり資金繰りに困ることにもつながります。

 

そのため、機会損失を避けつつ、同時に在庫リスクを避けるための必要最小限の在庫を
いかに保有するかが大きな経営課題になっています。

 

在庫管理は、単に倉庫に保管する在庫数量を最適化することではなく、その前後のプロセスである
販売や生産など需給のバランスを考えて、経常全体のコストを最適化するものになる必要があります。

 

近代的な経営では、物流プロセス全体として最適化するために数式モデルを作成して
コンビュータシステムを用いて管理します。

 

適正在庫を維持するための在庫管理モデルに組み込まれるべき変動要因
を考えると、需要量と生産量、在庫費用、発注費用などがあります。

 

 

在庫管理モデルのタイプには、発注時期によって定期発注方式、定量発注方式(発
汁点方式)などのモデルがあり、また作業コストから最適発注量を考える榔済的発注量(EOQ)モデル
などがあります。

 

 

その他の発注方式として、不定期不定量の発注をする都度発注方式があります。
当用買いとも呼ばれ、流行の激しい商品仕入れなどに使用される柔軟な発注方式です。

 

 

2ビン方式(ダブルビン方式)は、二つの箱を用意しておき一方が空になったら発注するという
古典的な方式です。定量発注方式の簡易版となります。

 

定期発注方式と定量発注方式

定期発注方式

一定の時期がきた段階で、現在の在庫量と予測される需要量から発注量
を計算して発注する方式のことをいいます。

 

通常は発注から納品まで時間がかかります。これをリードタイムといいますが、
リードタイムを考慮して、時間に余裕を指Mで発注しなければなりません。

 

どのくらい余裕を持つかは、販売計画によって左右されます。
機械設備のようなリードタイムが長い製品の場合は、長期の販売計画を
考慮しなければなりません。

 

定期発注方式は、需要量が長期傾向で変動する商品やきめ細かい
在庫管理をする必要がある場合に採用されます。

 

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定量発注方式

在庫の状況を見ながら、需要変動に応じて毎回一定量の発注を行う方式
のことをいいます。

 

定量発注方式のなかでは、特に一定の在庫水準をもとに機械的に発注を行う
発注点方式がよく使われています。

 

発注点方式は、あらかじめ基準在庫量を決めておき、在庫がその基準を割ったときに
一定量を発注する方式です。この基準在庫量を発注点よびます。
発注する量を発注ロットサイズとよびます。

 

定量発注方式の場合は、発注ロットが常に一定です。発注点はリードタイムを計算し、
安全在庫を割ららないように設定しなければなりません。

 

日用消費財のように需要が安定し、納入のリードタイムが短い場合は、
発注点方式を用いることが多いです。

 

在庫は需要の変動を考慮して、急激な変動がある場合でも品切れが発生
しないようにある程度の安全サイドで設定されています。

 

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